日本の夏、金魚の夏。である。
もちろん金魚は古来より日本の夏の風物詩だったけれど、この数年、金魚界(!?)は大きな盛り上がりを見せている。その火付け役となったのは金魚養画家・深堀隆介さんの『金魚養画場』。アクリル樹脂の層を作って立体的＆超リアルな金魚を、升などの中に描く美術作家だ。テレビなどで見たことがある人も多いのでは？（参考：樹脂作品 – 金魚養画場 – 美術作家 深堀隆介 オフィシャルサイト）
以来夏になると、街やメディアのあちこちに、金魚の小さな赤い姿が出没するようになった。この夏も、深堀隆介氏の金魚絵師展が池袋で、またアートアクアリウム2013が日本橋で開催され好評を博した。金魚人気は、時代と共に廃れるどころか、年々上昇中なのである。
えっ、金魚ってお祭りの夜店にいるだけじゃないの……？という人に、日本の夏を満喫するためオススメしたいのが、金魚図鑑アプリ「日本金魚図鑑」だ。

・日本金魚図鑑 -Japanese goldfish – iTunes – Apple
・日本らんちう銘鑑 – iTunes – Apple

アプリを起動すると、金魚がズラリ！
日本で流通している金魚25種それぞれに、品種の歴史、飼育難易度など詳細な解説と、品評会入賞魚の美しい画像を見ることができる。素朴なアプリ画面の中に溢れる金魚愛は圧巻。また、Google画像検索やYouTube検索とも一発で連携しているので、泳ぐ姿を見たい人は深追いするのも手だ。

さらにクイズ機能では、金魚写真から種類を当てるゲームが楽しめる。これが結構難しいぞ！　全問正解する頃には、あなたも金魚の世界にどっぷりハマっていることだろう。

もっとディープな世界に足を踏み入れたくなってしまった人には、飛び出たお目めや秀でたひたいが愛らしい「らんちゅう」種だけを集めたアプリ「日本らんちう銘鑑」もご紹介しておきたい。名だたる品評会の入賞らんちゅうの写真を、心ゆくまま堪能できる。お値段は900円だが、高級魚らんちゅうは簡単に50,000円を超えるのだから（参考：株式会社　水島らんちゅう販売）、わずか50分の1の値段だ！（？）

・日本金魚図鑑 -Japanese goldfish – iTunes – Apple
・日本らんちう銘鑑 – iTunes – Apple

執筆：yukk