社会人、あるいは主婦になり、めっきり運動しなくなったという人は少なくないハズ。運動したいけどジムはお金がかかるし、なんだか敷居が高いし、何より通うのがメンドクサイ。だったら近所をランニングすればいいじゃん！と思うも、走ること自体キライだから、結局やらずじまいに、なんてことも。こうして、健康体になりたい！とか、そろそろ産後ダイエットをしなきゃ…なんていう思いはいつの間にか忘れ去られ、1年経った健康診断で自分の体重に驚愕、なんてことがくり返されているのではないだろうか。

やる気はあるけど、どういうわけか続けられない、という人のために、米情報サイトTechHiveがランニングを継続して習慣化させてくれるアプリを紹介してくれている（参照：6 running apps for people who don’t even like to walk）。その中から選りすぐりの有料版アプリ3つを紹介しよう。

執筆：greendou

Zombies, Run! 2

ランニングも、せっかくやるなら楽しくやりたいもの。でも走ってる間に飽きてしまったら？という不安を抱えている人も多いだろう。そんな人には、ゲーム感覚でランニングを楽しめる「Zombies, Run! 2」がオススメ。仕組みは簡単、自分を追いかけてくるゾンビから逃げるために走れば良いだけ。ストーリー性に優れているので、ランニングをしていたこともすっかり忘れて、無我夢中で走りまくっている自分に気付くだろう。

使い方も簡単。まずはヘッドホンを頭にのせ、プレイリストを選んだあとは、ミッションを選択して走り始めるだけ。薄気味悪い効果音とともにストーリーが始まり、廃墟の中、血に飢えた何十ものゾンビが自分を追いかけてくるという悪夢に一気に引き込まれるだろう。実際、休憩中にウォーキングをしていても、ゾンビの荒い息遣いが聞こえてくるだけで思わず走り出したくなってしまうほど、効果テキ
メンのアプリなのだ。

さすがゲーム感覚アプリだけあって、ランナーたちは、ランニングをする途中でアイテムをゲットすることができるという特典も。このアイテムを使って、アプリ内の自分の基地を建てたり、レベルアップしたりすることができるのだ。全部で23個のミッションがあり、全てクリアした後には更なるステージを購入することも可能だ。例えばシーズン2で40ミッション購入するのにかかるのは、たったの4ドル（約400円）とリーズナブルなのも魅力。夜間のランニング時に使えば臨場感がさらに増し、ますますランニングせずにはいられなくなってしまうだろう。

・iTunes App Store で見つかる iPhone、iPad、iPod touch 対応 Zombies, Run!

WalkJogRun

ランニングのルートがいつも決まっていると、それだけでランニングに飽きてしまうことも。そんな人には、「WalkJogRun」に新しいルートを検索してもらうのが良いだろう。同アプリでは、近所の道の中から、何百もの新たなルートを探し出してきてくれる。距離別に表示されるので、ここをこう行ったら何キロになるんだろう、なんていつも思ってた疑問にもスグ答えてくれる。その上、お気に入り登録もできるので、好きなルートはいつでも参照可能だ。

残念ながら「WalkJogRun」のAndroid版は現在開発中なのだが、【無料版】記事でも紹介している「RunKeeper」類似のアプリ、「MapMyRun（iOS、Androidともに無料）」が「WalkJogRun」の代わりとなってくれるだろう。このアプリでは、他のユーザーが登録したのルートが表示される機能がついており、「WalkJogRun」のように数々のルートが参照できるようになっている。もっとも、音声案内がついていないので、イチイチ画面を確認しなければならないのがネックだが、ケータイ片手に走れる人なら何の問題もなく使いこなせるだろう。

・iTunes App Store で見つかる iPhone、iPad、iPod touch 対応 WalkJogRun GPS Running Routes

PaceDJ

良い音楽を聴きながらランニングができれば、さらに走るのが楽しくなるというもの。自前のランニング用プレイリストを作っている人も多いだろう。これで気分上々！と思いきや、いざプレイリストを聴いてみると、各曲のテンポが全部バラバラ…。結局ランニングのペースと合わずになんだか気分が乗らなかった～なんて経験をした人も多いのではないだろうか。

そんな人にオススメしたいのが、この「PaceDJ」だ。このアプリは、自分のケータイ内にあるミュージックライブラリにアクセスし、オンラインのデータベースで各曲のbpm（＝beat per minute、1分間あたりのビート数）を検索した上で最適な選曲をしてくれるというカナリの優れモノなのだ。

ランニングに適したテンポとしては160bpmがデフォルトとして設定されているが、テンポを上げるも下げるも自由自在。自分のペースを測定する機能もついているので、それを参考にテンポを設定することもできる。しかも、一度最適なテンポを見付けられれば、ライブラリに登録されているどんな曲も、ランニング用として自分だけのテンポに変えられるてしまうのだ。いつもは聴かないような曲でも、ランニングにピッタリの曲があったり、聴き慣れた曲をいつもとは違うテンポで聴いてみたりと、新たな発見が多い分だけランニングに新鮮味が出ること間違いナシ。聴いた曲の履歴参照機能がないことだけが玉に瑕だが、BGM付きでランニングを楽しむには十分な機能を備えたアプリである。

・iTunes App Store で見つかる iPhone、iPad、iPod touch 対応 PaceDJ – Sync Your Running Pace With Your Music!