iOS7では、ホーム画面やアプリ上でホームボタンを2回連続クリックすると、「タスクスイッチャー」と呼ばれる画面になる。アプリを簡単に切り替えるための画面だ。

この「タスクスイッチャー」上で、アプリのサムネイルを上にスワイプすると、そのアプリを閉じることができる……というのが基本操作テク。実はこのテク、結構有用だ。アプリを閉じるとメモリがその分解放されるから、「何か動作が重いな」と思った時に使えば、iPhoneの動作がサクサクに戻る。また、例えば野球ゲームで遊んでいて、敵チームのホームランを打たれた瞬間に野球ゲームを閉じ、再度同じゲームを起動すれば、ホームランを打たれる前からやり直すことができる……かもしれない。ただし、ここらへんの仕様はゲームによって違うので、一度試して頂きたい。

と、そんな具合に便利な、タスクスイッチャー上でのアプリ終了テクなのだが、通常、閉じることができるのは、一度に一つのアプリだけ。複数アプリを閉じるには、上スワイプ操作を繰り返す必要があるのだが、実は、複数アプリを同時に終了させることも可能だ。意外と知らない人が多い、複数アプリ同時終了の小技を紹介しよう。

方法は、実に簡単。複数のアプリを、複数の指で、同時に上にスワイプすれば良い。タスクスイッチャー起動時には、一番左にホーム画面が表示されている関係上、同時に終了させられるアプリは二つが上限だが（左スクリーンショット）、一度右にスワイプした後でなら、三つまで同時に終了させられる（右スクリーンショット）。

……聞いてしまえばバカみたいだが、しかし「知らなかった！」という人も多いのでは？覚えておくと意外と役立つぞ。