ウェブやRSSリーダーなどで見かけた記事を登録しておき、暇なときにまとめて読むための、いわゆる「あとで読む」系ウェブサービスの王者と言えば「Pocket」だ。iPhoneアプリの使い勝手も上々で、iPhoneユーザーの中にも愛用している人が多い。

スマートフォンから「あとで読む」した記事をPCで読む場合、ブラウザで「Pocket」にアクセスするのが基本。デスクトップアプリ版の「Pocket」を利用する手もあるが、Mac用しかリリースされていないから、Windowsだと無理だ。

……と、ここまでが、昨日までの話。「Pocket」が、ついにWindowsでも利用可能なデスクトップアプリをリリースしたのだ。後述するように、特にノートPCを外出先で使っている人にとっては、「おお！」というリリースだぞ。

・Pocket (Formerly Read It Later)
・Chrome Web Store – Pocket
・Pocket: Mac

待望のWindowsユーザー向けデスクトップアプリなのだが、Chromeアプリだ。Chromeブラウザで「Chrome Web Store」内のページにアクセスしてインストールし、「Chromeアプリランチャー」から起動する形になる。

ぱっと見は、ブラウザで「Pocket」にアクセスした場合とほぼ同じで、使い勝手も基本同じ。……なのだが、一点だけ特筆すべきことがある。

記事を、ローカルにダウンロードしてくれるのだ。つまり、外出先でネット環境がない場合でも「あとで読む」記事を読める。ノートPCユーザーであれば、少なくともブラウザで使うより快適＆便利だ。

記事一覧で記事をチェックし、「Article View」で記事を読む、と、ここまでがオフラインで可能なのだ。

当該ページのオリジナル状態を表示する「Web View」は、オフラインでは利用できない。

……ただ、全体的に言って、「Chromeアプリでは、使い勝手など全体的にMac版には遠く及ばない」というのが正直なところだ。「オフラインでも記事を閲覧可能」という点に「おお！」と思える人には導入をオススメする。