いまやオンラインストレージサービスの代名詞となったDropbox。しかし意外と知られていない機能が、「Dropbox上でPhotoshopやIllustratorのファイルを見ることができる」というものだ。
iPhone用の「Dropbox」アプリでも、PCブラウザからアクセスするDropboxのWebインターフェイスでも、Photoshopの.psdファイルや、Illustratorの.aiファイルを閲覧することは可能なのである。

iPhone用の「Dropbox」アプリで画像を開いてみると……

.psdや.aiのファイルをDropboxにアップロードしておいて、iphoneアプリから開いてみると、ご覧の通り。

.jpgや.pngなど一般的なファイル形式の画像だけでなく、.psdファイルや.aiファイルも、Dropboxアプリから簡単に、これってなんの画像だったっけ？とチェックすることが可能なのである。

そしてもちろん、PCブラウザからでも……

Webブラウザ版でも同様、ちゃんと閲覧できる。ファイルをダウンロードする必要はないし、だからPhotoshopやIllustoratorがインストールされていないPCでも問題ない。ネットカフェで使うときにも便利だ。

エラー画面が出てしまう？

この機能を知らない人は案外多い。そもそもDropboxのヘルプには、対応している形式に.psdや.aiの文字はないのだ。
実際、開こうとしてみたらこんなエラーメッセージが出ちゃった！という人もいるだろう。「合成画像がない」だって？？

しかし諦めるのはまだ早い。実はこれ、ファイルの保存時の設定に秘密があるのだ。

保存時の設定を覚えよう！

Photoshopの場合は……

（レイヤーのある画像の場合は）保存時のオプションで「互換性を優先」にチェックを入れる

Illustratorの場合は……

保存時のオプションで「PSD互換ファイルを作成」にチェックを入れる

たったのこれだけ！

このように設定することで、web上でもiPhoneアプリでも、PhotoshopやIllustratorのファイルを閲覧することができるようになるのだ。

外出先で画像ファイルを確認したいときにも、Dropboxアプリでプレビューできれば安心。大事な画像は忘れずチェックを入れてから保存して、Dropboxにアップしておこう！

執筆：yukk